食の安全、安心休職日記

休職中の出来事やニュース等に関連する事柄やそれらに対しての自分の考え方や提案などとともに食の安全、安心にかかわる情報提供

今回は急増中のサルモネラ菌についてです。

今日は近年増加傾向にある「サルモネラ菌」についてのお話です。
一般的には遠い存在のように思いますが、頻繁に食中毒は発生しており、特に増加傾向のある微生物です。

1、どこにいるの
 もともと自然界に広く分布し、牛・豚・鶏などの家畜・家禽、犬や猫などのペットも保有しています。
 動物の腸管内に分布。ネズミやハエ、ゴキブリやペット類も汚染源
 
 特に卵は鶏の卵巣から黄身が出て卵管内を通っていく際に黄身を守るために白身が形成され、次 
 にその周りを殻が形成されてきます。この際にもし鶏が汚染されていると、1万個当たり3個程度の
 割合で「インエッグ(黄身そのものが汚染される状態)」が発生することがあります。

 卵表面に付着したものは卵が濡れたりすると表面で増殖し、殻には気泡がありますからそこから内
 部に侵入知ることがありますが、白身は元々黄身を守る性質のものであり、そこで殺菌され黄身に
 到達することはまずありません。
 ただあまりにも増殖しすぎてしまうと、白身でも守りきれませんので、栄養豊富な黄身に到達してし
 まうと一気に増殖を起こします。

 そのため、卵は濡らすことが厳禁であり、長時間濡れた状態を続けないことが大切です。
 ちゃんとしたパックセンターでは一定濃度の次亜塩素酸ナトリウム液で洗浄し、急速乾燥をかけま
 すので安心ですが、
 中に「無洗卵」が自然的だという理由で、洗っていないものがあります。これは逆に危険性が高いと
 いうことです。

 ですから鶏舎では鶏のサルモネラ対策を行っています。幼鳥時のワクチンの飲水投与等や「オール
 インオールアウト」といって鶏を一気に入れ替えのの入れ替えの際には鶏舎の洗浄、消毒とともに
 一定期間の乾燥期間をおいています。
 こうすることで「インエッグ」対策がとられています。

 また、最近のペットブームで犬猫と全く同じ生活を送られ、べろべろと口を舐められているのを見ま
 すが、専門家にとっては非常に危険極まりない行為と考えていることを認識しておいてください。家
 族であっても一定の距離を保つことが必要です。

2、汚染食品は? 
 牛・豚・鶏などの食肉、卵などが主な原因食品です。特に近年では鶏卵のサルモネラ汚染率が増
 加し、卵内にも菌が認められることがあるので注意が必要です。

 これまでに、卵焼きやオムレツ、手作りケーキやマヨネーズなどからもサルモネラ食中毒がおこって
 います。また、ペットからの感染も要注意です。

 しかし、全く関係のない食品からも発生しています。これは特に卵を使った料理を同じ工場内で作っ
 ていたり、従業員が持ち込んだりすることがあるためです。
 近年では「イカ菓子」から大量食中毒が全国的規模で起こっています。
 私が経験したことがあるのは「冷麺」です。錦糸卵からは検出されずに、えびから検出されました

3、食中毒にかかったときの症状は?
 一般に1g中に10,000個以上の菌が増殖した食品を食べると感染し、急性胃腸炎をおこします 
 しかし、幼児や高齢者はわずかな菌量でも感染します。
 近年、卵類を汚染するサルモネラ・エンテリティディス(S.E)による食中毒が増加しており、少量の菌 (100個程度)で発症 下痢、腹痛、高熱(38℃以上)

 喫食後、半日から2日(6〜72時間)後までに吐き気やへそ周辺の腹痛がおこります。この後、水の
 ような便や軟らかい便が出て、38℃前後まで発熱し、下痢をくりかえします。
 このような症状は1日から4日ほど続きますが、ほとんどの場合は点滴や抗生物質などで治りま
 す。

 カゼと症状がよく似ていますので注意してください。またハイリスク者(幼児やお年寄りなど)の場
 合、下痢などによる脱水症状が表れますので、深刻な問題につながることもあります。


4、対策は?
 ●表示の確認(期限表示等)
  *卵の表示された期間は「生食」可能な期間です。その期間を過ぎても加熱調理すれば一定期
   間食べられます(ただし、半熟ではなく中までで火が通っていることが前提です)
 ●殻付き卵は10℃以下、液卵は8℃以下で保存
 ●調理は70℃で1分以上加熱
 ●乳幼児や高齢者は生食をさける
 ●割卵後の手洗、調理器具の洗浄・消毒
 ●豚肉や鶏肉は特に多く、半生での喫食は避けたほうがいいかもしれません
  九州地区では特に「鳥のたたき」がよく量販で売られていますが、清潔な工場のものでないと、
  危険です。
 ●ハンバーグに入れる際には十分熱が芯まで通っていることに気をつけてください。
 ●動物類との接触は節度ある接触に心がけましょう
  外に出すことがあるペットは気に入った相手のお尻を舐めることがあります。特に危険です。
  外に出していなくても複数家の中で勝っていると同様の行為をとることがありますので、注意してく
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